校長あいさつ

 日頃より本校教育活動について、ご理解ご協力をいただき、改めて感謝申し上げます。
  本校は昨年度創立40周年を迎え、次の50周年という大きな節目に向かって新たなスタートを切りました。「自尊 自知 自制」の校訓のもと、社会の幸福に貢献できる有為な人材を育成することを教育目標とし、幾多の人材を輩出して参りました。本校の今年度の教育方針、重点事項の中の大きな2つのキーワードは「社会の変化に主体的に対応できる人間の育成」、そして「本気で挑戦し続ける新屋高校」の2つです。
 本校は進学、就職だけでなく、探究活動、SGDs、ボランティア、起業体験、地域貢献など様々な事業を行っています。昨年度は「合同会社あらこう」を立ち上げ、販売会から株主総会までを実施しました。普通高校生が教室内で授業を受けるだけの内容を、実体験し将来に生かす、いわゆるキャリア教育という意味においては県内の他の高校をリードする立場にあります。昨年度は、秋田県環境大賞とキャリア教育推進優良校文部科学大臣賞も受賞しました。そして、グローバル化、進学指導の強化という2点を昨年度より学校経営方針に入れています。
 このような成果の大きな力となっているのが、地域の皆様のお力だと思っております。特に本校は「地域の学校」「おらほの学校」と呼んでいただいております。それだけ本校が地域に支えられ、地域の学校として認められているのだという思いを新たにし、感謝するとともに、期待に応えるべく尽力していくことが大切であると改めて感じています。
 「生徒が毎日通いたいと思える学校」、「保護者が自分の子どもを通わせたいと思う学校」、そして「地域に愛され応援される学校」を目指して、精一杯務めさせていただきます。何卒、ご協力、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げまして、ご挨拶といたします。

秋田県立新屋高等学校長
浅利 宏